6月24日に行われたサッカーの南米選手権(コパ・アメリカ)準々決勝、チリ対ウルグアイ戦で、ウルグアイのエース、エディンソン・カバーニが退場になった一連の行為が、物議を醸している。
両チーム得点なく迎えた後半18分、カバーニがチリのDF、ゴンサロ・ハラの顔に手を当てたとして、この日2枚めのイエローカードを受け退場。その後、チリが先制、そのまま勝利した。しかし、ハラが先にカバーニに手を出していたことが写真や映像から確認されている。結果的に、この退場劇が勝利の一因となっており、現地紙では1986年ワールドカップ・メキシコ大会で、アルゼンチンのマラドーナが手でゴールを決めた「神の手」になぞらえ、ハラの行為を「神の指」と表現している。
だがカバーニが退場に至った原因には、直前のハラの行為があったようだ。ハラがカバーニの尻に手を当て、指を曲げて肛門付近を触るような仕草を見せた写真や動画を各国メディアが伝えている。カバーニがこれを軽く手で払いのけようとしたところ、ハラが顔を抑えて倒れたように見える。
(退場原因?ハラ、カバーニの尻に手を当て…直前の行為が問題視 「スアレスのように処分を」 (1/2ページ) - サッカー - SANSPO.COM(サンスポ) 2015/06/25 15:32)
問題のシーン。青いユニフォームがカバーニ、赤いユニフォームがハラ
ハラがこのような行為に及んだのは、今回が初めてではない。サッカーキングによれば、2013年に行われたウルグアイ戦でウルグアイのルイス・スアレスの股間を触ったという。
ハラの行為に関して南米サッカー連盟は調査を開始し、処分を検討する。ハラは、日本代表の武藤嘉紀が今夏、移籍するドイツ1部マインツの所属だが、Goal.comによればマインツのクリスティアン・ハイデルGMがハラの行為を問題視。放出を検討しているという。
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