ウクライナのチェルノブイリ原発付近で4月28日、森林火災が発生した。1992年に森林火災が発生して以来最大の規模となった。ウクライナのアルセニー・ヤチェニュク首相は緊急部隊を派遣して消火にあたっていると述べた。ロイターなどが報じた。
BBCによると、火はチェルノブイリ原発から15〜20キロの地点で200人の消防隊員と多数の消防車、消火ヘリを投入して消火活動にあたっている。
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救急隊のゾーリャン・シュキヤック氏は「火災は完全にコントロール下にある」と述べた。また、同原発の広報担当者はAFP通信の取材に対して、「原発に影響はない」と話した。
一方、ウクライナのアルセン・アバコフ内相は放火の疑いもあるとして、立ち入り禁止区域の警戒を高めると述べた。また、「炎が高く上がり突風にあおられれば延焼の危険性も高まる」と警告した。
チェルノブイリ原発は1986年4月26日に史上最悪の爆発事故を起こした。火災発生の2日前には事故から29年を迎えたばかりだった。
ASSOCIATED PRESS
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