3月20日に行われた近畿大学の卒業式で、実業家の堀江貴文さんが卒業生にメッセージを贈った。
堀江さんは、今後、テクノロジーの発展によって世界中の人がインターネットを通じて教育を受け、ビジネスを展開しグローバル化が進んでいく、という見方を示した上で、そうした厳しい環境で生きていくには、自分で情報を集め、自分で考え、自分で発信する必要性がある、と主張している。
また、「今から10年前に、みんながスマートフォンもって、歩きスマホとかしながら、ツイッターとかLINEとかやっている未来、想像出来ましたか」と語りかけ、未来を見通す難しさを力説。未来を考えることには意味がないと自説を展開した。
堀江さんは東大在学中の1996年に起業。インターネット事業を足がかりに企業買収を繰り返し、一躍メディアの寵児となった。ニッポン放送やプロ野球の球団買収も仕掛けたが失敗。2005年には衆院選にも出馬した。しかし、2006年、いわゆる「ライブドア事件」で証券取引法違反の罪に問われ、2011年、懲役2年6カ月の刑が確定。2011年6月から2013年11月まで刑務所で過ごした。
こうした波瀾万丈とも言える人生を歩んできた堀江さんが、「楽しく生きている」という理由は、「今を生きている」からだという。「これから生きていく上で大事なことは、僕は、目先のことに集中することだと思う。長期計画なんか関係ないですよ。まずそれをやってください。それをやらない限り、はじまらない。なにもはじまらない」と熱く語りかけた。
最後に堀江さんは『贈る言葉』として、こう言った。
「未来を恐れず。
過去に執着せず。
今を生きろ。」
【4/15 20:32】一部内容を改めました。
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