チュニジアで1万2000人が犠牲者を追悼 バルドー博物館テロ事件(画像)

チュニジアの首都チュニスで3月29日、18日に発生したバルドー博物館襲撃事件の犠牲者を追悼するデモ行進が行われた。

3月29日、チュニジアの首都チュニスで18日に発生したバルドー博物館襲撃事件の犠牲者を追悼するデモ行進が行われ、チュニジアのカイドセブシ大統領やフランスのオランド大統領、イタリアのレンツィ首相などが各国首脳の他、1万2000人の市民が参加した。

18日の事件では日本人3人を含む外国人観光客21人とチュニジア人警官1人の計22人が死亡した。

イギリスの新聞「ガーディアン」によると、デモに参加したサミア・ブーカリさん(32)は、「テロリズムに異議を申し立て、バルドー博物館で起きたことがチュニジアを象徴するのではないことを世界に示すために今日ここに来た」と述べた。

通りにはチュニジアの国旗と、「世界はバルドーとともにある」というスローガンであふれた。

朝日新聞デジタルによると、チュニジアのシド首相は29日、襲撃事件を主導したイスラム武装組織「ウクバ・ビン・ナーフィウ旅団」の指導者ハーレド・シャイブ容疑者を殺害したと発表した。これまでに犯行現場で実行犯2人が殺害され、20人あまりが逮捕されている。

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バルドー博物館の前で、チュニジア国民が国旗とスローガンを手に、過激主義に反対する行進を行った。 AFP PHOTO / FETHI BELAID (Photo credit should read FETHI BELAID/AFP/Getty Images)
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デモ参加者が「テロリズムに対抗するために一致団結を」というスローガンを掲げる。 (AP Photo/Hichem Jouini)
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チュニジアのカイドセブシ大統領(写真右)、フランスのオランド大統領(中央)、パレスチナ自治政府のアッバス議長(左)がデモ行進に参加した。(AP Photo /Emmanuel Dunand, Pool)
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3月27日、営業を再開したバルドー博物館に残された銃弾痕。 (AP Photo/Hassene Dridi)
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営業を再開したバルドー博物館の彫刻作品のショーケースに残された銃弾痕。(AP Photo/Hassene Dridi)

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