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インド東部ビハール州ハジプールの学校で、ショッキングなカンニングが白昼堂々と行われた。親たちが学校の壁をよじ登り、自分の子供にカンニングペーパーを渡そうとしたのだ。地元紙タイムズ・オブ・インディアによれば、同様の問題が同州の中心地のいくつかで発生しているという。生徒たちは第10学年(日本の高校1年に相当)の進級試験を受けに来ていた。
しかし、この生徒たちは首を伸ばすことも、腕に答えを書くことも、服の中にメモを隠す必要もなかった。テレビ局は、親たちが学校の建物をよじ登り、壁にしがみついている異様な光景を伝えている。地元の警官は、カンニングペーパーを渡そうとする多くの親たちを止めることができなかったが、伝えらえるところによれば、約500人の生徒が受験を禁止された。
NDTVによれば、親たちが学校の建物に入れるよう警官が賄賂を受け取っていたと、目撃者が証言している。
タイムズ・オブ・インディアによれば、ビハール州州教育相のP・K・シャヒー氏がこの不正行為について質問を受けた時、「140万以上の生徒がこの試験を受けています。親や親戚が協力する気がない場合、政府は不正行為を止めるために何ができるかですって? 彼らを撃つよう政府が命令せよと言うのですか?」と述べている。
「自由で公正な試験を実施するよう、地域行政長官や警察官に命令が出されています」とシャヒー教育相は言う。警官も生徒を助けているところが目撃されているとの指摘を受けた時、教育相は次のように語った。「もしかしたら警官の一族も試験を受けているかもしれず、それなら助けているかもしれません」
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この記事はハフポストインド版に掲載されたものを翻訳しました。
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