富士通は3月16日、日本人初の女性宇宙飛行士の向井千秋さん(62)を社外取締役にすると発表した。6月22日に開く株主総会で正式に決め、同日付で就任する予定。女性の活躍を推進するほか、豊富な海外経験を生かしたい考えだ。
富士通は、理由を以下のように説明している。
富士通は、人工衛星の監視やデータ解析のための地上設備を手がけている。情報通信技術の医療への活用も進めており、向井氏が持つ宇宙や医療の知見から助言を得たいという。NHKによれば、海外展開の強化や、女性や外国人などの活用に、向井さんの女性としての視点に加えたいとしている。
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医師から宇宙飛行士に転身した向井さんは1994年と98年の2回、スペースシャトルに搭乗した。2011年に宇宙航空研究開発機構(JAXA)の特任参与に就任、現在は宇宙医学研究センター長を務めている。
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