火星と木星の間にある準惑星「ケレス」に、正体不明の白い点が見つかり、アメリカ航空宇宙局(NASA)の天文学者を困惑させている。
NASAは2月25日、ケレスの最新写真を公開。ケレスに接近中の探査機ドーンが19日、約4万6000kmの距離から撮影したものだが、ケレスの表面に白い点が2つ、くっきりと写っていた。
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ドーンがケレスに接近した1月末以降、ケレスの表面には複数の白い点が見え始めたが、その正体をめぐって、専門家の間で「凍った湖」「クレーター」「山」などと意見が割れている。
カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)で「ドーン」のプロジェクトを担当している主任研究員クリス・ラッセルさんは「ケレスの光る点は、同じクレーター内の盆地上に少し暗いもう一つの点を伴っています。これは火山のような物に由来する可能性がありますが、もっと解像度の高い写真が撮影されるのを待つ必要があります」と話している。
ドーンは3月6日にケレスの周囲を回る軌道に入る予定だ。
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