「腸内フローラ」長寿、ダイエット、うつに影響？ NHKスペシャルには疑いの声も

腸には１００兆匹以上、数百種類もの細菌が住み、美容や健康に影響を及ぼしていることが分かってきました。その影響はがんや糖尿病などの病気、さらには脳にまで及び、うつ病とも関係しているのでは？と考えられています。腸内細菌を入れ替えると性格まで変わってしまう！？というお話も！日曜夜9時♪

— nhk_special (@nhk_n_sp) February 20, 2015

煽りすぎですな、あれは。どうも最近のNHKスペシャルの生命科学系は同じような傾向が強い。ちゃんとした監修をつけんとあかん。　RT @kumikokatase: NHKスペシャルの腸内フローラ、私のTLでかなり色々と突っこまれてる。(^^;

— なかのとおる (@handainakano) February 22, 2015

科学的なテレビ番組はあってほしいけれど、正確さを欠いてまで興味をそそらせるというのは、ある種の反知性主義だと思います。そういった報道姿勢がSTAP細胞騒動の根底にもあったとみています。

— なかのとおる (@handainakano) February 22, 2015

腸内細菌叢の話は今後研究が色々進んである程度の効果も証明されそうな分野なんだけど…

現時点であれもこれも治る！変わる！って期待を持たせるような番組構成はよろしくない。

— エビ (@ebi_j9) February 22, 2015

腸内細菌叢（腸内フローラ）の話…

真面目な結論言うならば、たぶんこうなるだろうとなんとなく想像している。

「バランスのとれた食生活を心がけましょう」

— エビ (@ebi_j9) February 22, 2015

ぶっちゃけた話、NHKがこのテーマを取り上げたというのは、かなり意義があることではあって。もともと、腸内細菌の研究ではヤクルト中央研や、東大の光岡知足先生はじめ、日本の研究者が世界をリードしてた分野の一つ。ところが近年、次世代シーケンサを使った（続

— Y Tambe (@y_tambe) February 22, 2015

承前）網羅的解析で、腸内微生物の全体像（マイクロバイオーム）が研究対象になるようになり、世界的に注目されて一気に研究が進んでいる。番組に出てた服部先生はその国内第一人者でもある。ただまぁ、細菌学や感染症分野は正直、日本では予算がかなり削られてるところで。

— Y Tambe (@y_tambe) February 22, 2015

しかも次世代シーケンサ使った解析は、まだそれなりにコストが掛かる。そこらへん鑑みて、腸内細菌研究への一般の関心が高まり予算が回るようになったら…というところもあるわけで。

— Y Tambe (@y_tambe) February 22, 2015

承前）それと、腸内フローラの組成には、個人差や年齢差も大きいのだけど、それに加えて人種や国による違いというのも存在する。なので、欧米で出たデータをそのまま使うことには問題があり、「日本人で」腸内フローラがどういう疾患に関与してるか、最終的な解明には日本人での調査はどのみち必要。

— Y Tambe (@y_tambe) February 22, 2015

腸内フローラの話ばかりTLに出てるけど、口腔内フローラは腸内フローラと同じくらい種類も数もあるし、肺炎を始めとする感染症、歯牙本数と咀嚼力・嚥下力などの関係を考えると、口腔内フローラのほうが健康寿命やQOLに直結しているかも。

ちゃんと歯を磨いて、定期的に歯石も取りましょうね。

— レ点 (@m0370) February 22, 2015

腸内微生物のことテレビでやってたんか。なんか番組には否定的な見解多いけど、実際いまこの分野かなり急速に研究進んでてかなり面白いという事は確か。

— Dr.Nyao (@DrNyao) February 22, 2015