ワイツゼッカー・元ドイツ大統領死去 「過去に目を閉ざす者は、現在にも盲目になる」演説

西ドイツ大統領や統一ドイツ大統領を務めた、リヒャルト・フォン・ワイツゼッカー氏が1月31日、ベルリンで死去した。94歳だった。

1985年5月8日、西ドイツの首都ボンで議会演説を行ったワイツゼッカー大統領(当時)

西ドイツ大統領や統一ドイツ大統領を務めた、リヒャルト・フォン・ワイツゼッカー氏が1月31日、ベルリンで死去した。94歳だった。ドイツ通信社などが伝えた

第2次世界大戦終戦40年を記念する演説で「過去に目を閉ざす者は、現在にも盲目になる」と述べたことで知られる。

1981〜84年に西ベルリン市長、1984年から西ドイツ大統領を務めた。

 第2次世界大戦終了40周年の1985年5月、「荒野の40年」と題した議会演説で「過去に目を閉ざす者は現在にも盲目になる」と訴え、ナチス・ドイツによる犯罪を「ドイツ人全員が負う責任」だと強調。歴史を直視するよう国民に促した言葉は、90年の東西ドイツ統一後もドイツの戦争責任を語る際の規範となった。

ワイツゼッカー元独大統領が死去 統一後初代、戦争責任直視訴え  - 47NEWS(よんななニュース)より 2015/01/31 21:27)

90年の東西ドイツ統一後、ドイツ大統領に就任。94年まで務めた。

ハフィントンポスト日本版はFacebook ページでも情報発信しています

注目記事