「生活費が高い国」トップ20に日本もアメリカも入っていない 1位は?(インフォグラフィック)

生活費が高いのはどこの国なのか。海外移住を考える人々に情報を提供しているサイト「Movehub」が作成した、最新のインフォグラフィックから、最も人々が懐を痛めている国が一目で見てとれる。
Movehub

アメリカ人の多くは、自分の国は物価が高いと思っているだろうが、実はアメリカは「生活費が高い国」の上位20カ国にも入っていない。

では生活費が高いのはどこの国なのか。海外移住を考える人々に情報を提供しているサイト「Movehub」が作成した、最新のインフォグラフィックから、最も人々が懐を痛めている国が一目で見てとれる。

このインフォグラフィックの地図は、各国での消費財の平均価格に基づいて、世界の国々を「生活費が高い順」に色分けして示している。

カラーバーの左寄りの色は生活費が高く、右寄りの色は安いことを示す。

西ヨーロッパは、世界でも最も生活費のかかる地域だ。なかでも一番生活費が高いのはスイスで、「財布に厳しい国」として知られるノルウェイを僅差で上回った。

それに比べると、アメリカの生活費(全国平均)の水準は上位20カ国にも入らず、カナダ、オーストラリア、イギリスよりも低い。

このインフォグラフィックは、クラウドソーシングで世界各国の消費財価格を収集しているサイト「Numbeo」のデータをもとに作られた。「Numbeo」のユーザーは、価格データをスーパーマーケットやタクシー会社のウェブサイト、政府機関、報道など、さまざまなところから集めている。

ただし、「Consumer Reports」誌が指摘しているように、「Numbeo」のユーザーによって集められたデータの数は国によって異なり、統計的な信頼性に疑問が残るケースもあるため、このランキングはあくまで参考として見るべきだろう。なお、このインフォグラフィックに使われたデータは、2013年7月1日から2015年1月2日までの間に収集されたもので、家賃や住宅ローンの支払いは含まれていない。

以下は、「Nubmeo」のデータによる「生活費が高い国」上位15カ国。ニューヨーク市の生活費を100とした値で各国の生活費を数値化している。たとえば、スイス(126.03)で生活していくには、ニューヨーク市(100)で暮らすよりも、26%以上も多く生活費が必要であることを意味する。日本は「80.36」で21位。韓国は「82.90」で18位、アメリカは「76.53」で24位だった。

1. スイス - 126.03

2. ノルウェイ - 118.59

3. ベネズエラ - 111.01

4. アイスランド - 102.14

5. デンマーク - 100.60

6. オーストラリア - 99.32

7. ニュージーランド - 93.71

8. シンガポール - 93.61

9. クウェート - 92.97

10. イギリス - 92.19

11. アイルランド - 92.09

12. ルクセンブルグ - 91.78

13. フィンランド - 89.68

14. フランス - 88.37

15. ベルギー - 87.22

この記事はハフポストUS版に掲載されたものを翻訳しました。

[日本語版:水書健司/ガリレオ]

【関連記事】

ハフィントンポスト日本版はFacebook ページでも情報発信しています
|

注目記事