アメリカ映画芸術科学アカデミーは1月15日未明、ロサンゼルスで第87回アカデミー賞の候補を発表した。長編アニメ部門に高畑勲(たかはた・いさお)監督「かぐや姫の物語」が、ノミネートされた。スタジオジブリ作品としては4作目、高畑監督としては初めて。発表は日本時間の2月23日午前に行われる。
「かぐや姫の物語」は 、竹取物語を原作に、かぐや姫がなぜ地球に来て、なぜ月に帰ることになったのかを独自の視点で描いた作品。美しい映像表現は海外でも高い評価を受け、これまでにロサンゼルス映画批評家協会賞(アニメーション映画部門)、ボストン映画批評家協会賞(同)、トロント映画批評家協会賞(同)を受賞している。
高畑監督は「作品に関わった全てのスタッフに感謝します」などと以下のようなコメントを発表した。
高畑勲監督は「光栄に思います。アカデミー会員の方々、この作品を評価して下さった方々、そして北米での公開に協力して下さった方々に心から感謝します。そして、この作品に関わった全てのスタッフに感謝します」とのコメントを発表した。
(アカデミー賞候補に「かぐや姫の物語」 ジブリで4作目:朝日新聞デジタルより 2014/01/16 00:44)
■短編アニメ部門、堤大介監督がノミネート
また、在米アーティスト堤大介監督も「ダム・キーパー」は、短編アニメ部門にノミネートされている。堤監督は「夢にも思っておりませんでした」と喜びのコメントを発表した。
堤大介監督は「オスカーにノミネートされるとは夢にも思っておりませんでした。自分たちは映画人としてはまだまだ半人前ですが、この世の映画人、映画ファンのたくさんの人たちと私たちの映画作りへの情熱を分かち合える機会を与えていただいたことにただただ感謝します。また、アニメーションの世界に生きる人間として高畑監督がノミネートされたことを心からうれしく思っております」とコメントしています。
(「かぐや姫の物語」アカデミー賞候補に NHKニュースより 2014/01/16 06:44)
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