雪の結晶のひとつひとつは、完全に独特なものではないかもしれない。
分子レベルで見れば同じ結晶はひとつとして存在しないが、全ての結晶は35種類の形のどれかに当てはめられると、研究者は述べている。Compound Interestというブログを書いている科学教師のアンディ・ブランニン氏が作成した、結晶の分類を表したインフォグラフィックを見ていただきたい。
(続きは下記のインフォグラフィックで)
このグラフィックは、2013年にAtmospheric Researchに発表された、雪の結晶、氷の結晶、降雪について世界的に分類したデータを使用したものだ。
実際には、どのようにして驚くほどきれいな結晶が形成されるのだろうか?
結晶は雲の中を漂っているごく小さなちりの粒や花粉が基になる。空気中から蒸発した水分がその粒に付着して凍り、小さな六角形の結晶を作り出す。そこからさらに水分が結晶に凝縮しながら地面へと落下し、結晶が形作られる。
「特定の形が作られる際の正確な変数については未だに分かっていない」とブランニン氏はブログに書いている。「研究者たちは、結晶の形を予測するための理論的な方程式を導き出すための研究に継続的に取り組んでいるが、まだ未解明の部分が多い」
雪の観察はそれ自体魅力的なものだが、スミソニアン博物館の報告書によると、科学者たちは結晶の分類とその形成について分析を進めており、コンピューターや電子機器内のシリコンや半導体に、雪の結晶の「自己組織化」が応用できるか研究している。
というわけで、空に向かって「レット・イット・スノウ! レット・イット・スノウ!」(雪よ降れ!)と歌う理由が、またひとつ増えたようだ(「レット・イット・スノウ」とは、ヴォーン・モンローのクリスマスソングで、ビング・クロスビーやフランク・シナトラもカバーしている)。
この記事はハフポストUS版に掲載されたものを翻訳しました。
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