【軍師官兵衛】全50回の平均視聴率15.8%
人気グループV6の岡田准一主演、NHK大河ドラマ『軍師官兵衛』(毎週日曜 後8:00 総合ほか)の最終回(56分拡大版)が21日放送され、全50回の期間平均視聴率が【関東】15.8%、【関西】18.2%だったことが22日、わかった。視聴率はすべてビデオリサーチ調べ。
大河ドラマ53作目にあたる同作は、『江~姫たちの戦国~』以来、3年ぶりの戦国もの。播州姫路に生まれた地方豪族の家老の長男として生まれ、信長、秀吉、家康の三英傑に重用された天才軍師にして“生き残りの達人”と讃えられた黒田官兵衛の生涯を描いた。
今年1月5日、初回視聴率【関東】18.9%、【関西】23.0%でスタート。最高視聴率は【関東】は第29回「天下の秘策」(7月20日)に記録した19.4%、【関西】は初回に記録した23.0%だった。最終回は、当初の放送日が衆議院選挙の投開票日と重なり、1週後ろ倒しになったが【関東】17.6%、【関西】19.4%と高視聴率を獲得した。
なお、官兵衛ゆかりの九州地区(北部九州)では、1年間の平均が20.8%とさらに高視聴率だった。
最終回では、1600年の関が原の戦いが描かれ、豊前・中津城(大分県中津市)に挙兵した如水(岡田)は天下を狙って九州で快進撃を見せ、九州の大半を手にしたが、天下分け目の決戦は、息子の黒田長政(松坂桃李)の活躍によりわずか1日で終わり、徳川家康(寺尾聰)が勝利。如水の夢は破れ、戦では生涯負け知らずだった如水だが、家康には潔く負けを認めるのだった。如水は家康が征夷大将軍に任じられ、江戸に幕府を開いた1年後の1604年、光(中谷美紀)や家臣たちに見守れながらこの世を去る。如水の死から11年、戦国の乱世はようやく終わりを継げ、如水が願った戦のなき世が始まるところまで描かれた。
来年1月4日からは女優・井上真央主演の『花燃ゆ』がスタート。萩(山口県)の貧しい武士の家に生まれ、吉田松陰という破天荒な兄を持つヒロイン・文(井上)が、松下村塾、牢獄(野山獄)、長州藩、“大奥”…と、さまざまなところで運命的な人々と出会い、別れを繰り返しながら幕末の動乱を強く生き抜いていく姿を1年間で描く。
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