政府与党の自民党が、民放テレビ局に対して、報道に公平性を確保するため、出演者や番組内容、発言時間、回数などに配慮するよう求める文書を送っていたことがわかった。
要望書は、解散前日の20日付。萩生田光一・自民党筆頭副幹事長、福井照・報道局長の両衆院議員の連名。それによると、出演者の発言回数や時間▽ゲスト出演者の選定▽テーマ選び▽街頭インタビューや資料映像の使い方−−の4項目について「公平中立、公正」を要望する内容になっている。
(衆院選:自民 テレビ局の選挙報道で細かく公平性要請 - 毎日新聞 2014/11/28)
政治についての報道をめぐっては、18日放送のTBS「NEWS23」で、アベノミクスを批判する街頭インタビュー映像のあと、出演していた安倍首相が「おかしいじゃないですか!」と声を荒げるシーンもあった。
また、衆院選をテーマにした、28日深夜に放送予定のテレビ朝日系討論番組『朝まで生テレビ』において、パネリストの変更があったという。評論家の荻上チキ氏が、出演を依頼されていたがキャンセルになったとTwitterに投稿。政治家のみが出演することになったという。現在、番組のウェブページにはパネリストについて「まもなく公開」と書かれている。
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