熊本県・阿蘇山の中岳第1火口では11月25日に小規模な噴火が発生し、26日朝には噴煙の高さが一時火口から約1000メートルに達した。47NEWSなどが報じた。
福岡管区気象台(福岡市)によると、千メートルの噴煙が観測されるのは1995年以来という。
中岳がある熊本県阿蘇市では、山肌の牧草地に降灰が確認されており、市が家畜の放牧に影響がないか調査する。阿蘇市に隣接する大分県竹田市では、車のフロントガラスに灰が積もっているとの情報が住民から寄せられているという。
(阿蘇山で千メートルの噴煙 近隣自治体で降灰確認 - 47NEWS 2014/11/26 13:41)
阿蘇山の噴火警戒レベルは2013年9月以来、1(平常)と2(火口周辺規制)を行き来しており、最近では2014年8月、2に引き上げられた。朝日新聞デジタルによると、福岡管区気象台は、今回の噴火について、活動は活発化しているが噴石が1キロ以上飛ぶような状態ではなく、レベル3(入山規制)への引き上げは検討していないという。
福岡管区気象台によると、中岳第1火口では25日午前、小規模な噴火が発生により噴煙が火口から高さ約500メートルに達し、高温の火山灰などが赤い炎のように見える「火炎現象」も確認された。
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