衆院が11月21日、解散される。衆院解散は、2005年の小泉純一郎政権での「郵政解散」など、その時々の政治情勢を表す通称が付けられてきた。安倍晋三首相が消費増税の延期を理由に掲げて解散を表明した今回は、どんな名称になるのか。
衆院解散は、2012年11月に民主党の野田佳彦前首相が解散してから2年ぶり。次の衆院選は12月2日公示、14日投開票となる。現行憲法下の衆院選は24回目で、12月の投開票は6回目だ。
自民党の高村正彦副総裁は、安倍首相の経済政策「アベノミクス」を進めるかどうかを再確認する「念のため解散」と名付け、また自民党からは「アベノミクス解散」の呼び名がふさわしいとの声が出ている。一方、民主党の枝野幹事長が「何を問う選挙か理解できない『身勝手解散』だ」と、また維新の党の江田憲司共同代表は「増税失敗解散」と述べるなど、野党側はアベノミクスは成功しないとして全面対決を挑む構えだ。
これまでの解散の歴史を写真とともに振り返る。
■現憲法下での衆院解散・総選挙
(朝日新聞2012年11月15日夕刊「(乱流 総選挙)唐突解散、君の名は 問われるもの、識者に聞く 【大阪】 」などを基に作成。※は内閣不信任案可決を受けた解散)
記念撮影する第2次田中内閣の閣僚。最前列中央は田中角栄首相。同左端から中曽根康弘通産相、三木武夫副総理兼環境庁長官、田中首相、福田赳夫行政管理庁長官、大平正芳外相(東京・首相官邸)=撮影日1972年12月23
宮沢内閣不信任決議案が可決され、議場に一礼する宮沢喜一首相(右)(東京・国会)=撮影日1993年06月18日〓
党首討論で発言する自民党の安倍晋三総裁(左)と野田佳彦首相(右手前から3人目)=2012年11月14日、国会内
あなたは今回の解散をどう名付けますか。
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