ATPワールドツアー・ファイナルに初出場で準決勝に進出した錦織圭は、11月15日(現地時間)、ノバク・ジョコビッチ(セルビア)に1-6、6-3、0-6のフルセットで敗れ、決勝進出はならなかった。
錦織は、第1セットを奪われて望んだ第2セット、積極的な攻撃を仕掛け、フォアでジョコビッチを跳ね返す場面が増えた。一進一退の攻防の末に、6-3で初めてジョコビッチからセットを奪った。
しかし、第3セットに入ると、肝心な場面でダブルフォールトを取られたり、渾身の一打がネットにかかるなど、ミスが目立ち、1ゲームも取れずに敗退が決まってしまった。
錦織は試合後「焦って引きずってしまった」と振り返った。
-チャンスがあったが
錦織 (勝利に)近づいていたと思う。最終セット、1ゲームも取れなかったけど、チャンスはあった。
-勝敗を分けたのは
錦織 第3セットの1ゲーム目。あのゲームが、1番のキーポイントだった。(2本のブレークポイントを)取れなくて焦って、引きずってしまった。
-それでも健闘だった
錦織 いい試合をしても、負けたら意味がない。どんな相手でも勝たないと。負けたのは、やっぱり悔しい。
-今年のシーズンを振り返って
錦織 最高の1年だった。今大会も最初の経験だったけど、いいプレーもできた。
-来季に向けて
錦織 12月のオフシーズンにしっかりトレーニングを積んで、ケガなしの体を作る。1月の全豪を楽しみにしている。
(錦織、決勝逃すも「最高の1年」一問一答 - テニスニュース : nikkansports.comより 2014/11/16 02:44)
ツアーファイナル3連覇に王手をかけたジョコビッチは「錦織のプレーはすばらしかった」とたたえた。
試合後は「錦織のプレーは素晴らしかった。厳しい試合だったが、勝てて本当に良かった」とコメント。「錦織にとっては大事な場面でダブルフォールトがあったのが痛かっただろう」と分析した。
(ジョコビッチ3連覇王手「厳しい試合 錦織のプレーは素晴らしかった」 ― スポニチ Sponichi Annex テニスより 2014/11/16 01:27)
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