「山崎シェリーカスク2013」世界最高のウイスキーに選ばれる

サントリーのシングルモルト・ウイスキー「山崎」が、11月3日に発売されたイギリスの著名な解説本「ワールド・ウイスキー・バイブル」の2015年版で世界最高のウイスキーに選ばれた。

サントリーのウイスキー「山崎シェリーカスク2013」(写真)が、11月3日に発売されたイギリスの著名なガイド本「ワールド・ウイスキー・バイブル」の2015年版で世界最高のウイスキーに選ばれた。

日本産ウイスキーがトップを獲得するのはガイド本創刊から12年の歴史で初めて。一方で、本場であるスコットランドのウイスキーは上位5位に入らず明暗を分ける結果となった。

イギリスの新聞「テレグラフ」のオンライン版が、以下のように報じた。

「シングルモルトウイスキー山崎シェリーカスク2013」が、2015年のワールド・ウイスキー・バイブルでタイトルを受賞した。ウイスキーの専門家である著者のジム・マーリー氏は100点満点中で97.5点を与えた上で、「ほとんど言葉にできないほど天才的」「優雅で大胆な香り、軽やかでスパイシーな味」と称賛している。

Scotland loses out as Japanese whisky named best in the world - Telegraph 2014/11/03 10:37)

2位は「ウィリアム・ラルー・ウェラー」、3位は「サゼラック・ライ18年」、4位は「フォアローゼス」とアメリカ原産のバーボンが上位を占めたという。

サントリーに電話取材したところ、今回のタイトルを受賞した「山崎シェリーカスク2013」は、ヨーロッパ限定で3000本が出荷済みだという。同社は「当社のモルト原酒およびグレーン原酒の品質の高さと、多彩な原酒のつくりわけ、そしてブレンド技術の高さに対する評価を確固たるものにしたと、大変意義深く受けて止めています」と、コメントした。

「山崎」が生産されている山崎蒸留所(大阪府島本町)は、サントリーの前身の寿屋が設立。スコットランドでウイスキー作りを学んだ竹鶴政孝氏が初代所長を務め、1929年に日本初の本格ウイスキーを送り出した。スコットランド人の妻「リタ」との生活をモデルにしたドラマ「マッサン」が、NHKで9月から放送されている。

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