アメリカ保健当局者は、国内で初めてエボラ出血熱と診断された男性との接触があった、または接触した可能性があるとして、現在125人を監視している。
アメリカ疾病予防管理センター (CDC) は、10月8日にエボラ出血熱で死亡したトーマス・エリック・ダンカンさんと接触した11人と、接触した可能性のある114人を監視している。
WFAAの報道によると、監視中の125人はいずれもエボラ出血熱の症状を見せていないという。
ニューヨーク・タイムズによると、125人のうち48人に関しては、ダンカンさんがエボラ出血熱と診断され入院した9月28日以前から監視されている。CDCの監視対象者として追加された76人の内、75人はダンカンさんが入院していた病院で治療にあたっていた医療従事者だ。残る1人は、ダンカンさんの治療にあたった後にエボラ出血熱と診断された看護師、ニナ・ファムさん (26) との接触があったという。
エボラ出血熱と診断された看護師、ニナ・ファムさん
ファムさんが入院しているテキサス州ダラスのテキサス・ヘルス・プレスビテリアン病院の発表によると、現在ファムさんの症状は安定しているという。ファムさんは、エボラ出血熱から回復したケント・ブラントリーさんから輸血を受けている。ブラントリーさんはリベリアで医療活動中にエボラウイルスに感染し、アメリカに帰国して治療を受けていた。
病院は「順調に回復しています。皆さんの心のこもった願いと祈りに感謝しています」というファムさんの声明を発表した。「家族や友人の支援に恵まれ、ここテキサス・ヘルス・プレスビテリアン病院で世界一の医療チームによる治療を受けることができて幸せです」。
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