10月9日、ノーベル文学賞が発表され、フランスのパトリック・モディアノ氏が受賞した。ここ数年、有力候補に挙がっている日本の村上春樹氏の受賞はならなかった。
モディアノ氏は1945年生まれ。『暗いブティック通り』『イヴォンヌの香り』などの作品がある。邦訳作品の翻訳者である平中悠一氏によるプロフィールは以下の通り。
Advertisement
パトリック・モディアノ(Patrick Modiano)小説家。1968年、La Place de l’étoileでデビュー。1978年、ゴンクール賞(Rue des boutiques obscures)、1996年、フランス文学大賞(全作品)、2011年、BNF(フランス国立図書館)賞(全作品)等々。『生きている最も偉大なフランス作家』とまで称される高い評価を不動のものとすると同時に、簡潔な文体と繊細な時間感覚で独特のミステリアスな作品世界を築き、現代フランス最高の人気を保つベストセラー作家でもある。ルイ・マル『ルシアンの青春』の共同脚本執筆者、パトリス・ルコント『イヴォンヌの香り』の原作者として、フランス映画ファンにも親しみ深い。1945年生まれ。
村上氏はカフカ賞やイスラエル賞など、世界の著名な文学賞を獲得しており、ノーベル文学賞の受賞が期待されていた。
ハフィントンポスト日本版はFacebook ページでも情報発信しています。
ハフィントンポスト日本版はTwitterでも情報発信しています。@HuffPostJapan をフォロー