超ミニサイズの絵ハガキは「蟻サイズ」 南アフリカのアーティストが毎日欠かさず発表する作品が人気

南アフリカ共和国ケープタウンに住むアーティスト、ロレイン・ルーツさんは、2013年1月1日から毎日欠かさず、とても小さな作品を発表し続けている。

南アフリカ共和国ケープタウンに住むアーティスト、ロレイン・ルーツさんは、2013年1月1日から毎日欠かさず、とても小さな作品を発表し続けている。

名づけて、「蟻に送る絵ハガキ」。ちっちゃな絵のモチーフは、赤カブやスクーター、桜の花、ハンバーガーとさまざまで、どれもが日々のささやかな楽しみを表現している。

「アートを“職業”にしたくないと決めた後も、創作は続けたかった。そのためには決まったシステムが必要だと思ったのです」。ルーツさんは、ハフポストUS版に寄せたメールにそうつづっている。「そこで、1日1時間で作品を完成させることに決めましたが、たったそれだけの時間では、とても小さな絵しか描けません(とはいえ最近は、1つの作品ができあがるまで6時間ほどかけています)」

ルーツさんは現在、2013年初めにスタートしたこのプロジェクトの第二段階に取りかかっている。彼女が毎日投稿する作品はこちらのカレンダーで見ることができる。また、今後発表される作品を予約することも可能だ。

年内に発表予定の作品はすべて売約済みとなっているので、2015年以降のものが手に入れられるよう、幸運を祈ろう(来年の予約はまだ始まっていない)。

「日々見落とされがちな、ちょっとした物事への感謝の気持ちを育てたいのです」。ルーツさんは、自らの芸術的使命についてそう語る。「私の願いは、思い出に残る日や人、テーマを結びつけることであり、作品が、何世代にもわたって受け継がれる家族の宝物の仲間入りをすることです」

文末の動画では、ルーツさんの制作の様子がわかる。

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[Priscilla Frank(English) 日本語版:遠藤康子/ガリレオ]

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