「たかの友梨」社長が従業員に謝罪 サイトで発表、発言不適切と認める

「たかの友梨ビューティクリニック」を経営する不二ビューティの高野友梨社長が、労働組合活動を理由に従業員に圧力をかけたとされる問題で、高野社長が従業員らに謝罪した。
時事通信社

エステサロン「たかの友梨ビューティクリニック」を経営する不二ビューティ(東京)の高野友梨社長が、労働組合活動を理由に従業員に圧力をかけたとされる問題で、同社は10月4日、高野社長が従業員らに謝罪したことをサイトで発表した。

発表された「弊社従業員への謝罪及び弊社の労務環境改善に向けた取り組みについて」との文書によると、高野社長が4日、現場となった仙台店を訪れ、自らの発言を「不適切」と認めて従業員たちに謝罪したという。

一方、47newsによると、女性従業員が加入する労働組合は「謝罪したとされる場に被害者は出席しておらず意味がない。これで会社が改善へ動きだした、とはいえない」と反論しているという。

同社は残業代不払いなどで今年8月、仙台労働基準監督署から是正勧告を受けた。これを受け、高野社長は仙台店の従業員を飲食店に集め、組合に入った20代の女性を名指しし、組合活動を批判。「(労基法通りにやれば)潰れるよ、うち。潰してもいいの」などと述べたという。

不二ビューティは発表の中で、労務改善計画の骨子も明らかにした。休憩時間を確保することや、過去2年間の時間外労働のデータを精査して未払い給与がある場合は支払うことなどを示した。

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