9月20日、第2次大戦に伴って北朝鮮で肉親を亡くした墓参団と同行メディアは、多くの日本人が収容され死亡した咸興(ハムン)の街へ向かっていた。
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ホテル入り口のゲート
首都・平壌から道路をひた走ること約2時間半、北朝鮮南東部の江原道の山中にあるリゾートホテルに、一行は案内された。
エントランス
本館全景
2013年12月31日から営業を開始した「馬息嶺(マシンニョン)スキー場」と併設の馬息嶺ホテルは、金正恩・朝鮮労働党第1書記の肝いりで建設され、着工からわずか7カ月で完工したという。現地の国営メディアや看板などでは、建設現場や農業などあらゆる作業のスピードアップを呼びかける「馬息嶺速度」というスローガンが盛んに使われている。
2等室の客室
2等室の廊下
ホテルは全120室ある。2等室に案内された。ツインで2人使用の場合、約190ドル。工事中の1等室は約250ドル、4人で使える家族部屋は280~290ドルとのことだった。
7階からゲレンデを見る
工事作業員とみられる男性のグループ
スキー場として10のゲレンデを備えているが、開業時に完成したコースは2つ。訪れた日も、あちこちで工事が進められていた。
「冬はスキー、夏は登山やホテル施設の利用者を想定している。外国人ではヨーロッパからの利用者が多い。日本から観光客が訪れたこともある」と、フロント係は話した。営業開始後は、海外メディアや外国大使館関係者を招待するなどして、1カ月で約1万人の宿泊客があったという。訪れた9月20日はオフシーズンということもあってか、宿泊客は4人だった。
2階の売店には日本の発泡酒も並んでいた。
地下2階にはプールもある。
理髪店もある。番号を指定すれば好みの髪形にカットしてくれる。
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室内やホテル設備などの画像は、以下のスライドショーを参照。
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