アメリカ・アラスカ州アンカレッジのニュースレポーター、シャーロット・グリーンさんは、仕事を辞め、アラスカでのマリファナ合法化に専念することにした。
彼女の仕事を辞める決意をした、その方法に誰もが目が釘付けになったのだ。
アラスカの地元テレビ局KTVAで9月21日夜、マリファナに関する特集のレポートを終えたグリーンさんは、最後にこんな発言で締めくくった。
「みなさんがお聞きになったことは全て、『アラスカ・カンナビス・クラブ』(マリファナ合法化を推進する団体)で実際にオーナーをしている私が全てのエネルギーを自由と公平に向けた闘いに注ぐ理由でもあります。それは、ここアラスカでマリファナを合法化することから始まります。この仕事に関しては私は選べないのですが…もういい! 辞めてやる!」。
グリーンさんは、取材をした団体のオーナーが自分であることを明かし、突然レポーターを辞めると発言した。
その直後画面が切り替わり、慌てたニュースアンカーが映し出された。
KTVAは、ウェブサイトに以下の謝罪文を掲載した。
視聴者の皆様へ、
今夜、KTVAのレポーターが生放送中に不適切な発言をしたことを心よりお詫び致します。この従業員は懲戒解雇されました。
バート・ルドマン
KTVA 11ニュース - アンカレッジ
■ レポーター自らYouTubeで説明
クビになったグリーンさんは22日、YouTubeの動画で今回のクビになった経緯について説明した。
グリーンさんは、自分の地元州でマリフアナ合法化のため戦うことが大切だと信じる理由を説明した。
「正義のために私たちが傍観を続けるか、立ち上がるか、一人一人の人生のなかで選ばなければいけない時が来たのです。なんでアメリカ市民が37秒ごとに1人、アラスカ州民が4.3時間に一人、逮捕されなきゃならないのですか? どうして高等教育を受ける権利を失って、本来なるべきでない人間になってしまわなくてはならないのでしょうか? そして、どうして貧困層の人たちが公的扶助を受ける権利を失わなきゃならないのでしょうか?」。
グリーンさんはこう続ける。「自由と公平を擁護するのは、全ての人にとって義務のはず。私は自分の人生をアメリカ合衆国の本当の意義を守るために使っています。今こそ守らなければならないのは、命、自由、そして幸福・理想の追求です」
アラスカ州民は、快楽用に少量のマリファナ所持を合法化するかどうか、11月に住民投票が行われる予定だ。コロラド州、ワシントン州では、マリファナの合法化を2013年から実施している。
(h/t: The Independent)