2015年大河『花燃ゆ』追加キャスト10名発表 語りは池田秀一
NHKは22日、来年1月から放送する大河ドラマ『花燃ゆ』の出演者10名を発表した。女優の井上真央主演で、吉田松陰の末妹・文(後に美和と改名)の激動の人生と幕末から明治維新にかけての歴史的転換期を描く。松坂慶子、かたせ梨乃、高橋英樹ら豪華出演陣が脇を固める。
発表された追加キャストは、第13代長州藩主・毛利敬親の正室で大奥の“女帝”毛利都美子役に松坂、のちに文の夫となる小田村伊之助の養母・小田村志乃役にかたせ、松陰の弟子・金子重輔の母・金子ツル役に麻生祐未、松陰と野山獄で出会う謎の囚人・高須久子役に井川遥、長州藩の重臣・椋梨藤太の妻・椋梨美鶴役に若村麻由美。
第15代彦根藩主で江戸幕府大老、そして松陰を処刑した井伊直弼役に高橋、幕末期の長州藩で、権勢を誇った椋梨藤太役に内藤剛志、松下村塾の塾生で、維新十傑の一人・前原一誠役に佐藤隆太、伊藤博文の最初の妻・入江すみ役に宮崎香蓮、松下村塾の塾生・吉田稔麿の妹・吉田ふさ役小島藤子、劇中の語りに池田秀一が抜てきされた。
これまで、幕末の長州藩で松下村塾を開き、高杉晋作や久坂玄瑞など多くの才能ある若者を育てた松蔭役に伊勢谷友介、高杉役に高良健吾、久坂役に東出昌大、松蔭の妹で文の姉・寿と結婚し、松蔭が江戸に送られた後の松下村塾を託された長州の儒学者・小田村伊之助(おだむら・いのすけ)役に大沢たかお、松下村塾の塾生で後に初代内閣総理大臣となる伊藤博文役に劇団ひとりなどの出演がすでに決まっている。
これまで同作の会見で「イケメン推し」などと口にしていた土屋勝裕チーフプロデューサーは松坂、かたせ、麻生らを起用して「今回はセクシー大河です」と笑顔。「(女性陣は)皆さんセクシーな感じ。大河ドラマを見たい人は、美男美女を望んでいると思う。それだけじゃなくお芝居もしっかりしています」とキャストの魅力を話していた。
主演の井上も「(キャスト発表会は)何度やっても慣れない。むしろこんな方たちにも出ていただくんだと、毎回背筋が伸びます」と恐縮しきり。語りの池田から「いい女になるのだよ」とメッセージを寄せられ「なんだかこの女性陣に囲まれるといい女になれそう」とほほ笑んだ。
大河ドラマ『花燃ゆ』は2015年1月から1年間放送(毎週日曜 後8:00 総合ほか)
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