【エボラ出血熱】未承認薬「ZMapp」をアフリカ人に初投与、ギニアは診療所再開へ

西アフリカで感染が拡大するエボラ出血熱をめぐり、死者数が最も多いリベリアでは、エボラウイルスに感染した医師3人に未承認薬「ZMapp」が投与された。同国首都モンロビアの医療関係者がロイターに明らかにした。
ロイター

西アフリカで感染が拡大するエボラ出血熱をめぐり、死者数が最も多いリベリアでは、エボラウイルスに感染した医師3人に未承認薬「ZMapp」が投与された。同国首都モンロビアの医療関係者がロイターに明らかにした。

ZMappはこれまでに、いずれもリベリアの病院で働いていた米国人2人とスペイン人1人に投与されているが、アフリカ人に投与されたのは初めて。2人の米国人の容態は快方に向かっているが、スペイン人は死亡した。

今回投与されたアフリカ人医師3人の国籍は、リベリアが2人、ナイジェリアが1人。14日午後から投与が開始されたという。現在の容態は不明。

一方、ギニアは16日、リベリアやシエラレオネに居住する自国民の感染者が治療を求めて国境に集まっていることを受け、南東部で「エボラ診療所」を再び開設すると発表した。

ギニアはエボラ出血熱のまん延は抑えているとする一方、近隣国から感染が拡大する事態を懸念しているとした。[モンロビア/コナクリ 16日 ロイター]

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