無料通信アプリLINEで女子中学生らに威圧的なメッセージを送っていた大阪維新の会の山本景大阪府議（34）について、大阪維新の会代表の橋下徹大阪市長（45）は8月13日、市役所で記者団に「（選挙で選ばれた）僕らの立場でキモいくらい言われるのは当たり前」と述べ、山本氏を突き放した。
山本氏は、テレビ番組の中で、演出家でタレントのテリー伊藤氏に「キモい」などと言われたことに対して、放送倫理・番組向上機構（BPO）に人権侵害だと申し立てたことをブログで明らかにしていた。日刊スポーツなどが報じた。
ブログによると、一連の問題について日本テレビが番組で報道した際、出演者のテリー伊藤が「こいつキモいもん」などと発言。同局に抗議したが、番組で謝罪が得られないとしてBPOに申し立てた。日本テレビ広報・IR部は「ブログの内容は確認したが、現時点で当社からコメントすることはありません」としている。
山本府議の申し立てについて、大阪維新の会代表の橋下徹大阪市長（45）はこの日、「（公選職の立場上）『キモいくらい』は当たり前。そんなこと言ったら、僕はどれだけBPOに出さなきゃいけなくなるか。代表として大変申し訳ない。極めてつたない、稚拙だ」と突き放した。
（日刊スポーツ『橋下代表「稚拙」威圧の山本府議突き放す』より 2014/08/14 09:14）
大阪維新の会は山本氏の除団処分を決めているが、山本氏は13日、不服を申し立てた。維新府議団が「保護者や学校に迷惑をかけたという認識が欠けている」としたことに対して、山本氏は「当初は厳重注意処分だったのに、なぜ今になって除団処分なのか」などと不満をもらしていた。14日には記者会見を開いた。
山本氏は自身のブログで「大人が子どもに使う言葉としては不適切でした」と謝罪。けじめをつけるためとして、髪の毛を丸坊主にしていた。
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