STAP細胞論文の共著者で、小保方晴子氏を指導していたアメリカ・ハーバード大学のチャールズ・バカンティ教授が、在籍するブリガム・アンド・ウィメンズ病院の麻酔科長を9月1日付で退任し、1年間休職することを決めた。同病院が8月12日、正式に発表した。STAP細胞論文の不正問題と退任との関係については触れていない。NHKニュースなどが報じた。
病院には籍を置き、復職後は再生医療の研究や麻酔科医の育成に集中したいとしています。
病院側は今回の退任や1年間の長期休暇の理由については言及しておらず、STAP細胞の問題との関連性も明らかになっていません。
(NHKニュース「STAP論文共著者 長期休暇へ NHKニュース」より 2014/08/13 07:20)
バカンティ氏が同僚に送ったとされるメールの内容を、カリフォルニア大デービス校のポール・ナウフラー准教授が11日にブログに掲載していた。
ブログによると、バカンティ氏はメールで「複雑な気持ちで皆さんに私の決断をお知らせする」と麻酔科長の退任を表明。復帰後は「再生医療の研究と、麻酔学の人材育成に力を注ぎたい」としている。STAP論文には一切触れていない。
バカンティ氏は、科学雑誌「ネイチャー」から正式に取り下げられたSTAP細胞の2本の論文の共著者で、理化学研究所の小保方晴子研究ユニットリーダーはハーバード大学で研究していたころ教授の指導を受けていた。
【関連記事】
ハフィントンポスト日本版はFacebook ページでも情報発信しています。
ハフィントンポスト日本版はTwitterでも情報発信しています。@HuffPostJapan をフォロー
関連記事