広島で被爆した祖母の体験を元に描いた「原爆に遭った少女の話」がネット上で「何度もこみ上げるものがある」「沢山の人に読んでもらいたい」と話題になっている。
主人公は、作者の「さすらいのカナブン」さんの祖母、雨田豊子さん。出征で男手が減る中、路面電車の運転手育成のために設立された広島電鉄家政女学校の1期生として1943年に入学。勉強のかたわら、運転手や車掌を務めていた。
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1945年8月6日、宇品方面に電車を運転中に、原爆の閃光を浴びた。幸い生き延びたものの、多くのクラスメートの死に直面した。3日後に復旧した路線の運転を続けたが、終戦で女学校は廃校になった。戦争の中でたくましく生きる姿が、淡々としたタッチで79ページの作品にまとめられている。
作者が中学生のとき、祖母に「絵がうまいけえ、御幸橋の上で見た被爆者の絵を描いて」と頼まれたのが、漫画を描くきっかけになったという。ネット上では以下のような反響がある。
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雨田豊子さんのいとこで、2期生の小西幸子さんを主人公とした「 ヒロシマを生きた少女の話」も現在執筆中。下書き状態ではあるが、99ページの作品となっている。
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