日本たばこ産業(JT)は7月30日、国内でタバコを吸う人の割合(喫煙率)が19.7%となり、初めて20%を下回ったと発表した。20%を割り込んだのは1965年の調査開始以来初めて。
タバコを吸う人の割合は、ピーク時の1996年は49.4%と約2人に一人の割合だったが、その後は右肩下がりとなり、現在は5人に一人まで減っている。
JTは、消費税率引き上げでたばこが値上がりしたことや、健康意識の高まりなどが要因と見ている。NHKニュースによると、JTは「喫煙に対する規制の強化なども影響して、ほとんどの年代でタバコを吸う人の割合は減っており、この傾向は今後も続くのではないか」とコメントしているという。
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■喫煙を続けるのは女性か
喫煙率が大きく減少しているのは20代だ。喫煙率を男女別に見てみると、男女問ともに喫煙率は低下している。男性は全年代で喫煙率が低下しているのに対し、女性は40代・50代が横ばいで推移している傾向がある。1990年代から2000年代前半にかけて20代で喫煙を始めた女性が、その後も喫煙を続けていることも考えられる。
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