たとえば、あなたがニューヨークにいて、Googleの検索バーに「why am(どうして私は…)」という2語を入力したとする。
検索ボタンを押す前に、Googleのオートコンプリート(自動補完)機能が最初に候補に挙げてくる2つの文は、「Why am I so tired?(どうして私はこんなに疲れているの?)」と「Why am I always tired?(どうして私はいつも疲れているの?)」だ。
ハフポストの創設者アリアナ・ハフィントンは7月23日にこのことを報告し、「Googleは完璧に、時代の精神をとらえている」と述べた。
Googleのオートコンプリートのアルゴリズムは、利用者による検索の頻度に基づいて、入力された語の続きを予測する。つまり、候補に表示される質問文は、大勢の人々の好奇心や関心を反映しているのだ。だから、人々が検索エンジンにどんな質問をしているかを調べてみると、興味深い結果を得ることができる。
ニューヨーク以外の街の人々は、Googleにどんな質問をしているのだろうか。われわれは世界各国のハフポスト現地版編集者の協力を得て、各地域でのオートコンプリート機能の予測を報告してもらった。
結果を見ると、人々は、健康や人生の意味、性の問題から社会的不安まで、さまざまな関心事について、Googleに問いかけている。また、国と地域によって上位の質問に違いはあるものの、ひどく疲れていてその理由を知りたがっているのは、アメリカ人だけではないようだ。
それでは、世界主要都市のハフポスト編集者が「why am」(または各言語でそれに相当する言葉)をGoogle検索に入力して調べた、最も検索頻度の高い質問とその翻訳を紹介しよう。
トロント(カナダ)
どうして私はこんなに疲れているの?
どうして私はいつも疲れているの?
どうして私はいつも寒いの?
どうして私はいつも空腹なの?
パリ(フランス)
どうして私はゲイなのか?
どうして私はいつも疲れているのか?
どうして私は寂しいのか?
どうして私は私なのか?
東京(日本)
ローマ(イタリア)
どうして私は生まれたの?
どうして私はいつも悲しいの?
どうして私は人付き合いが下手なの?
どうして私はいつも疲れているの?
ソウル(韓国)
どうして私は働いているの?
どうして私は他の人とうまくやっていけないの?
どうして私は生きているの?
どうして私はこんなに哀れなの?
マドリッド(スペイン)
どうして私はこんなに疲れているの?
どうして私は悲しいの?
どうして私は寂しいの?
どうして私はここにいるの?
チュニス(チュニジア)
どうして私は無神論者なの?
どうして私は悲しいの?
どうして私は成功できないの?
どうして私はキリスト教徒なの?
ベルリン(ドイツ)
どうして私はこんなに陽気なの?
どうして私はこんなに間抜けなの?
どうして私はこんなに疲れているの?
ロンドン(イギリス)
どうして私はいつも疲れているの?
どうして私はこんなに疲れているの?
どうして私はいつも寒いの?
どうして私はいつも空腹なの?
サンパウロ(ブラジル)
どうして私は悲しいの?
どうして私は独身なの?
なお、アリアナがLinked In投稿でコメントを呼びかけたところ、アイルランド、オランダ、南アフリカの読者も、「どうして私はこんなに疲れているの?」や「どうして私はいつも疲れているの?」が上位候補だったと報告している。
[Greory Beyer(English) 日本語版:水書健司、合原弘子/ガリレオ]
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