小保方晴子氏の弁護士、NHKスペシャルは「集団リンチ」と批判

理化学研究所の小保方晴子研究ユニットリーダーの代理人、三木秀夫弁護士は、27日夜に放送されたSTAP細胞論文問題を特集したNHKスペシャルについて、「集団リンチ」「見るに堪えない番組だった」とNHKの姿勢を批判した。
時事通信社

理化学研究所の小保方晴子研究ユニットリーダー(30)の代理人、三木秀夫弁護士は7月28日、前日27日夜に放送されたSTAP細胞論文問題を特集したNHKスペシャル「調査報告STAP細胞 不正の深層」について、「集団リンチ」「見るに堪えない番組だった。偏った内容と強引な取材で、刑事告訴を含め何らかの対応を考えざるを得ない」とNHKの姿勢を批判した。MSN産経ニュースなどが報じた。

三木弁護士は27日の番組について「これまで小保方に批判的なコメントをしてきた研究者ばかりを集めて議論させるなど、偏向している」と批判。「NHKは小保方に対する集団リンチの先頭を切っている」と不快感を示した。

その上で、NHKが強引な取材を行ったことに対し、強要罪で刑事告訴も検討しているとしたが、「現在、最優先にしたいのは検証実験。告訴などを行えば供述調書の作成などで時間が取られることは確実」と述べ、実際の告訴などには慎重な姿勢をみせた。

(MSN産経ニュース『【STAP問題】「見るに堪えない偏向番組」小保方氏はNスペ見ず』より 2014/07/28 11:11)

この番組をめぐり、NHK取材班は23日夜、神戸市内で帰宅中の小保方氏へ強引な取材を行い、同氏が首と右腕に全治2週間のけがを負った。翌24日に取材班の記者が所属するNHK大阪放送局の報道部長らが、三木氏の事務所を訪れ謝罪。理研もNHKに対し抗議していた

小保方氏は負傷後、右腕のけがについて「実験に支障が出る」とも話していたという。

三木氏によると、現在は「私は影響が出るのではと心配しているが、本人は口に出してそのようなことは言っていません」。ただ、精神的ダメージから、今も恐怖感を持っているようだと危惧した。

(日刊スポーツ『小保方氏代理人、Nスペに「集団リンチ」』より 2014/07/28 12:53)

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