日常生活の中で突然起こる自転車事故などの恐しいシーンを記録するのに、ヘッドカム(頭部や自転車などに装着できる小型動画カメラ)ほど適したものはない。
冒頭の動画は、あるサイクリストがロンドンのロムフォードを走行中、急に向きを変えて自転車レーンに入ってきた車と衝突し、自転車から弾き飛ばされた瞬間を捉えている。
サイクリストは、衝突の直前に「どけ、バカ野郎!」と叫ぶことだけは何とかできたようだ。
衝突で自転車はバラバラになってしまったが、信じられないことに、飛ばされたサイクリストは両足で着地することができた。彼は病院に行く羽目にはなったが、体が少し痛む程度で済んだという。
この動画について、サイクリストは次のように説明している。
「私はロムフォードを時速35キロメートルくらいで走っていた。霧雨が降っていたので、カーブや環状交差路には気を付けていたけれども、こんなことになるとは予想外だった! 両手で何とかブレーキをかけた(その様子は、衝突の前にわずかに映っている)が、停止するのは無理だった」
「その時点では、ドライバーは申し訳なさそうにしていた。また、私が自分の運転をヘッドカムで撮影していたことを警察から聞かされたこともあったせいか、過失を認めたようだった。だが、保険金の請求の話になったら、彼女は私と争い始めた。この動画のおかげで、多くのいざこざを避けることができたと言っていい。3週間後には、請求書が保険会社から届けられていた」
比較的安い値段のヘッドカムは数多くあり、サイクルショップでも手に入る。この動画が示しているように、買っておくことをおすすめしたい。1台持っていれば、裁判所で長期間争うような事態を避けられるだろう。また、事態がさらに悪くなった場合には、どちらに事故の責任があるかを示す決定的な証拠を警察に渡すことができる。
文末のスライドショーでは、屋根から屋根へと飛び移るパルクールや、空中ダイビング、サーフィンなど、ヘッドカムでとらえたさまざまなシーンを紹介している。
[The Huffington Post UK(English) 日本語版:佐藤卓/ガリレオ]
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