サッカーのワールドカップ(W杯)ブラジル大会開幕戦となった1次リーグA組のブラジル―クロアチア戦(6月12日)で主審の西村雄一さんがブラジルの決勝点となったPKを与えた判定について、国際サッカー連盟(FIFA)審判部門責任者のブサッカ氏は13日、「(西村さんは)非常にいいポジションを取っていた」と擁護した。時事ドットコムなどが報じた。
開幕戦は1-1の後半26分にブラジルがPKを決めて勝ち越し、終盤に加点して3-1で勝った。西村主審がPKを与えた場面は、ブラジルのフレジがクロアチアのロブレンと接触して倒れたが微妙な判定で、試合後にクロアチアのコバチ監督や選手から批判的な発言が相次いでいた。
ブサッカ委員長は「(ロブレンの)左手が(フレジに)触り、その後に右手も触れた。それを審判が明確に見れば、判定は一つしかない」と話した。
(時事ドットコム「審判委員長、西村主審を擁護=開幕戦のPK判定で」より 2014/06/14 07:23)
ブサッカ氏は、今回のW杯で西村さんが再び審判を務めるかどうかについては明言しなかった。
西村主審の判断ミスではと一人の記者に尋ねられると、ブサッカ氏は「それはあなたの意見であり、どう考えるかは自由だ」と応じた。また、今回のW杯で西村氏が再び審判を務めるかどうかについては、開幕戦での審判のパフォーマンス分析がまだ終わっていないとし、コメントしなかった。
(ロイター「W杯=FIFAの審判部トップ、西村主審の判断を擁護」より 2014/06/14 10:12)
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