6月12日、サッカー・ワールドカップブラジル大会が開幕した。開幕戦では、開催国のブラジルがクロアチアを3対1で下した。
ハフポストでは、試合中もリアルタイムで更新される詳細なデータ・ダッシュボードでワールドカップをお伝えしていく予定だ。さっそく開幕戦を、ボールの動きを示したデータで振り返ってみよう。
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ブラジルの攻撃の形は、高い位置に張ったサイドバックが前線にボールを運び、ネイマール、オスカルらテクニシャンがゴール前で前を向いて仕掛ける、というもの。特徴的なのはルイス・グスタボとパウリーニョの二人のボランチが中央から前線に縦パスを入れることがほとんどなく、ボールを前に運ぶ役目はもっぱら、右サイドバックのダニエウ・アウヴェスとマルセロに任せられていることだ。
なぜ、中央からでなくサイドからパスを回すのか。最大の理由はおそらく、中央で奪われてピンチを迎えるリスクを減らすためだろう。攻めながらも逆襲を受けにくい、危ない攻め方をしない戦い方を選んでいる。
そんなブラジルは、クロアチア戦をどう戦ったのか。試合の時間軸にそってデータを追ってみよう。
2得点したネイマールだけに注目が集まりがちだが、開幕戦全体をデータで見ると、ブラジルの強みはセンターバックでありながらボール回しに参加できる、ダビド・ルイス、チアゴ・シウヴァ、そして守備的な位置から左右にボールを自在に配給するグスタボ、そして前にボールを運べる攻撃的な両サイドバック、ゲームの流れに応じて自在にポジションを変えられるオスカル、と個々の選手の力が秀でていることがわかる。
1カ月間にわたるサッカーの祝祭。ハフポストのデータ・ダッシュボードでさらに深く、楽しんでみてはいかがだろうか。
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