[カイロ 28日 ロイター] - エジプトで実施されていた大統領選挙は、初期の暫定集計の結果、シシ前国防相が圧勝する見通しとなった。
司法筋によると、約50%の投票所で、シシ氏の得票率は91.8%となった。
対抗馬の左派系政治家サバヒ氏の得票率は3.4%。4.8%が無効票としている。
だが首都カイロや第2の都市アレクサンドリアの投票所でも有権者の姿はまばらで、司法筋によると、投票率は44.4%にとどまった。
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投票日は当初、26━27日の2日間の予定だったが、投票率が低調なため、28日まで1日延長されていた。
シシ氏はエジプトの有権者5400万人のうち約80%に相当する4000万人の投票を求めていたが、これに届かなかった。
モルシ前大統領を退陣に追い込んだシシ氏は、望んでいたような国民からの圧倒的支持を集めることはできず、同氏の大統領当選には正当性の面で疑問符が付く格好となった。
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