中国の河北省に出現したスフィンクスの実物大模型が、エジプト政府の抗議を受けて取り壊されることが決まった。5月26日付けの中国紙「新京報」が報じた。
この記事によると、エジプト政府は「スフィンクスは世界遺産にも登録されており、偽物を建造することは中国が締結している世界遺産条約に違反している」と訴えた。建設した中国企業は「撮影用」と説明し、今後取り壊す方針を明らかにしたという。
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この実物大スフィンクスは全長約60メートル、高さ約20メートルと本物と同じほぼ1:1の縮尺となっている。建設中の映画やドラマの撮影セットとしても利用されるテーマパークの目玉として作られたと、ロイターが15日に伝えていた。
ウォールストリートジャーナル日本版によると、14日朝に、中国のミニブログサイト「微博(ウェイボー)」でも、「獅身人面像」というワードが4万回近く検索され、中国に出現した“偽スフィンクス”は中国で話題になったという。
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