「エイリアン」のデザイナーとして世界的に有名なスイス人の画家、H.R.ギーガー氏が5月12日に死亡していたことがわかった。74歳だった。スイス放送協会が報じた。
スイスの芸術家でオスカー受賞者の、H.R.ギーガー氏が74歳で死亡した。昨秋に転倒した際の怪我がもとで、病院で月曜日に死亡した。
(スイス放送協会「エイリアンの生みの親、H.R.ギーガー氏が死去」より 2014/05/13 8:51)
ギーガー氏は1973年、エマーソン・レイク&パーマーのレコード「恐怖の頭脳改革」のジャケットで世界的に知られるようになった。1979年にはリドリー・スコット監督の映画「エイリアン」に登場するクリーチャーをデザイン。同作でアカデミー賞視覚効果賞を受賞した。
他にも「スピーシーズ 種の起源」「帝都物語」などの映画を手掛けている。独特のグロテスクな表現に定評があるが、彼は生前のインタビューでマザー・コンプレックスが創作の原点だと話していた。
隠遁生活で知られるこの風変わりな芸術家は、自分の根本にあるものはマザー・コンプレックスだと断言する。ハンス・ルーディ・ギーガー氏は1940年、スイスの山間の町クールで生まれた。「私は母親の胎内から外に出るのが怖かった」とギーガー氏は語る。「ひどく難産の子だった。胎内から離れたくなかったのだ、と母は話してくれた」
(WIRED日本版「『エイリアン』生みの親、ギーガーの精神を探る(上)」2002/04/01)
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