アメリカのNASA(航空宇宙局)は4月17日、地球によく似た惑星「ケプラー186f」を見つけたと発表した。ケプラー宇宙望遠鏡の映像を分析したもので、地球から500光年離れた位置に存在するという。
ケプラー186fは大きさが地球の1.1倍。地球で言うと太陽にあたる恒星「ケプラー186」の周りを、約130日かけて1周するという。恒星までの距離は地球から太陽までの距離よりも短いものの恒星があまり熱くないため、ケプラー186fには水が液体の状態で存在する可能性もあるという。
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これまで、ケプラー宇宙望遠鏡によって、地球によく似た惑星の発見がなされてきたが、ケプラー186fは最も地球に似ているという。NASAの科学者トーマス・バークレイ氏は、ケプラー186fについて「地球の双子というより、地球のいとこ」と述べている。NASAは今後、「地球の双子」を見つけたいとしている。
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