コンパクト護衛艦、2021年度に配備 速力40ノットは駆逐艦「島風」に匹敵

海上自衛隊が尖閣諸島などの離島を防衛するために、小型の「コンパクト護衛艦」を初めて導入することが4月14日に判明した。基準排水量は約3000トンで、従来の護衛艦より小型になる代わりに、速力は大幅アップ。最大速力40ノットは旧日本海軍で最速だった駆逐艦「島風」なみとなる。
Wikimedia

尖閣諸島などの離島を防衛するために、海上自衛隊が「コンパクト護衛艦」2隻を初めて導入することが4月14日に判明した。基準排水量は約3000トン。従来の護衛艦より小型になる代わりに、速力は大幅アップ。最大速力40ノットは旧日本海軍で最速だった駆逐艦「島風」に匹敵する。MSN産経ニュースが、2021年度に就役させる方針だと伝えている。

新型艦は高速で移動できるため、海自は漁船を装った不審船など小回りの利く船舶への対処で威力を発揮できると判断している。水中を自在に動き回る潜没潜水艦に対しても、速力を生かしてより機動的な追跡が可能になるという。

(MSN産経ニュース『離島奪還を想定、「コンパクト護衛艦」2隻初導入へ 機雷除去、潜水艦探知に凄腕』2014/04/15 08:17)

コンパクト護衛艦とは、2013年12月に策定の防衛計画大綱で導入が明記された「多様な任務への対応能力の向上と船体のコンパクト化を両立させた新たな護衛艦」のこと。海上自衛隊が保有する護衛艦のうち、基準排水量が3000トン以下は「はつゆき型」と「あぶくま型」の計11隻だけで、いずれも速力は30ノット程度となっている。

ハフィントンポスト日本版はFacebook ページでも情報発信しています

関連記事

注目記事