防衛省統合幕僚監部は9日、2013年度に自衛隊機が実施した緊急発進(スクランブル)が、24年ぶりに800回を超えたと発表した。このうち半数以上が対中国機。中国機は活動範囲を広げており、太平洋まで飛行するケースが初めて確認された。
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南西方面のスクランブルが増えていることから、防衛省は今後5年のうちに沖縄県那覇基地の戦闘機隊を2つに増やす。
13年度の合計スクランブル数は810回。冷戦末期の1989年度の812件に次ぐ多さだった。最多は対中国機の415回で、前年度から109回増加した。2番目は対ロシア機で、111回増の359回だった。
中国機による領空侵犯はなかったが、太平洋まで飛行する機へのスクランブルが10回あった。中国機が太平洋まで飛行するのを確認したのは13年度が初めて。中国機は戦闘機、ロシア機は哨戒機に対するスクランブルが最も多かった。
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9月9日には、無人機とみられる国籍不明機が尖閣諸島(中国名:釣魚島)沖の東シナ海を飛行するのも確認された。
北朝鮮機に対するスクランブルは9回、台湾機は1回、国籍不明機を含むその他は26回だった。[東京 9日 ロイター]
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