経済協力開発機構(OECD)は4月1日、2012年の国際学力到達度調査(PISA)のうち、未公表となっていた「問題解決能力調査」の結果を公表した。
PISAは世界各地の15歳の子供を対象に実施するテストで、単に知識の量を競うものではなく、知識を生活の中で使いこなす力を測ることを目的としている。なかでも問題解決能力調査は、すぐには解決方法が分からない複雑な課題を、解決しようとする意欲や能力を測るもの。
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報告書によると、日本はテストに参加した44カ国中3位。シンガポール、韓国に次ぐ好成績だった。調査を分析した文部科学省は、「総合的な学習などの効果が出ているのではないか」と話しているという。NHKニュースなどが報じている。
結果を分析した文部科学省は「所属している学校など子どもたちの状況による差はあまりなく、全体的に得点が高い傾向で、総合的な学習などの効果が出ているのではないか」と話しています。
一方で、課題を解決する際の忍耐力や柔軟性について自己評価させた結果、日本の子どもはいずれも最下位だったということで、文部科学省は粘り強く課題に取り組む力なども育てていきたいとしています。
(NHKニュース「15歳の課題解決能力 日本は世界3位」より 2014/04/01 18:16)
以下に、問題解決能力のサンプル問題を紹介する。朝日新聞デジタルによると、日本の正解率は、「道路地図」の問題の正答率が最高で平均87.2%、最低は「エアコン」に関する問題の54.6%だったという。
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