「長生きしたければこの7つを食べなさい」科学が証明

世界中で死因の上位に挙げられる代表的なものは、心臓病などの慢性疾患、ガン、そして糖尿病だが、これらは食事に気をつけることで、そのリスクを減らすことができる。
Lauri Patterson via Getty Images

長生きの要因を探ることは、さまざまな研究者を魅了してきたテーマだ。彼らは、世界のほとんどの地域よりも健康で長生きな老人が多いことで知られる沖縄の人たちを調査した。あるいは、心臓病にかかる率が驚くほど低いパナマのサンブラス諸島の住民や、周りの人たちよりも平均寿命が最大で7年長いセブンスデー・アドベンチスト教会の人たちを研究してきた(同教会の人たちは、菜食主義でタバコや酒も飲まないため、医学研究によくとりあげられる(日本語版記事))。

世界中で死因の上位に挙げられる代表的なものは、心臓病などの慢性疾患、ガン、そして糖尿病だが、これらは食事に気をつけることで、そのリスクを減らすことができる。以下、長寿につながるという研究結果がある食べ物を紹介していこう。

1. クランベリー

クランベリー抽出物を与えた若いミバエは、他のミバエより生存期間が25%長かったとする研究結果がある。さらにすばらしいことに、中年期や老年期のミバエの場合、生存期間が30%も長かったという。

2. 緑茶

緑茶は、ガンや心臓病のリスクを減らすなどの効果がある。世界で2番目に普及しているこの飲み物を1日に数杯飲む人は、死亡リスクが最大26%減ることが研究で示されている。

3. ナッツ

ひと握りのナッツを毎日おやつに食べる人は、そうでない人よりも長生きしていたことが、ハーバード大学のある調査で明らかになった。彼らはガン、心臓病、呼吸器系疾患にかかる確率が低く、健康的な生活を送っていたとう。

4. サケ

サケなど、オメガ3脂肪酸を多く含む食品は、テロメアを維持し、老化作用を遅らせる効果のあることが、オハイオ州立大学のある研究で示された。テロメアは染色体の末端部にある構造で、加齢とともに短縮が起こる。

5. ブルーベリー

ブルーベリーなど、ポリフェノールを多く含む食品は、抗酸化物質が多く、寿命を延ばす効果があるとされる「スーパーフード」だ。ある研究によれば、ポリフェノールを多く含む食事を摂ることで、死亡リスクを30%減らせるという。抗酸化物質は、ガンと糖尿病のリスクも減らすとされている。

6. 全粒穀物とオリーブオイル

地中海式食事法という言葉を聞いたことがある人は多いだろう。だが、この食事法が心臓に良く、高齢者の寿命を約20%も延ばすことを示す研究結果があることは、おそらくあまり知られていない。地中海式食事法では、たくさんの野菜、健康な脂肪、そして全粒穀物を食べることが推奨されている。

7. ワイン

オランダで行われたある研究によれば、1日にグラス半分のワインを飲むだけで長生きに役立つという。研究者らによると、少量のワインを飲む人の平均寿命は、全く飲まない人より最大5年、また他の種類のお酒しか飲まない人より最大2年半長かったという。特に、赤ワインには、心臓病の予防に役立つ抗酸化成分が豊富に含まれている。

[The Huffington Post(English) 日本語版:佐藤卓/ガリレオ]

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