携帯電話の絵文字は、英語で「emoji」と書かれるほどポピュラーな存在になっているが、絵文字に出てくる人の肌の色はなぜか偏っている。MTVがこの疑問をAppleにぶつけたところ、同社幹部のKatie Cotton氏から回答があったという。
「私達が使っている絵文字は、いろいろなプラットフォームできちんと表示できるように、Unicodeの規格に沿ったものです。ですが、今よりもっと(人種的な)多様性が必要ですし、規格をアップデートするべくUnicode Consortiumと動いています。
(MTV「Apple Responds To Emoji Diversity Problem」より 2014/03/25)
たしかに現状のiPhoneの絵文字では、白人のような意匠が多く、明らかに違うのは中国人とインド人とみられるものがあるのみ。偏りがあるのは事実だ。
「アイコン」としての絵文字に、リアリティは必要なのか。BBCニュースはオックスフォード大学で絵文字を研究しているBernie Hogan氏のコメントを掲載している。
そもそも絵文字は表現力を増やすために使うもの。想定する人種に合わせて、どの絵文字を使うべきかを制限したら、ユーザーの表現力を制限してしまう。絵文字を使いたくなくなってしまうだろう。
(中略)
しかし、人種多様性の観点から考えれば、絵文字を拡大すべき、というのは正しい。
(BBC News「Apple seeks greater emoji racial diversity」より 2014/03/26)
※世界でも使われるようになった絵文字の人種のバリエーションについて、みなさんはどう思いますか。ご意見をお聞かせ下さい。
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