自民党の議員らが作る「婚活・街コン推進議員連盟」が「異次元の少子化対策」を発表した。未婚率を2分の1以下にすることや、結婚の質を上げることが目標で、街コン事業者に資金提供するファンドの創設などを目指すという。3月14日に国会内で開催された「第1回 婚活・街コン推進サミット」で採択された。
婚活・街コン議連は2013年11月26日、「全国の街コンの取り組みを支援することで、少子高齢化の是正と地域活性化を図る」という目的で設立された。会長は小池百合子元防衛相が務めている。
14日に開催された婚活・街コン推進サミットには、100社以上の婚活・街コン事業者や自治体などが参加。政策に関する討論のほか、成功事例、先行事例を共有するブース展示などが行われた。
この日に採択されたサミット宣言では、従来の政策コンセプトである「ゆりかごから墓場まで」を「出会いから墓場まで」に再定義するとし、2020年代までに未婚率の半減や合計特殊出生率を2.0以上にすることなどの大目標を設定。目標達成のために、政府による優良事業者指定制度の実現や、シンガポール政府の取り組みを参考とした「日本版パートナー・コネクション・ファンド」の創設を目指すという。
シンガポール政府は、出会い系サイトや街コンなど婚活サービスを行う事業者に、パートナー・コネクション・ファンドによる資金援助を行っている。上限は5万ドルだが、コストの80%まで提供される。さらにこれらの事業者に対しては、政府公認の証として「SDN認証」が与えられる。政府によって指定された優良事業者であることが利用者からも分かることになる。
このような政策が行われるのは、シンガポールの出生率低下が日本よりも深刻であるためだ。2012年8月の独立記念日には、「独立記念日の夜には子作りしよう」という内容のCMも流れるほどで、シンガポール政府は出産休暇制度を拡大したり、出産ボーナス制度を設けるなどの少子化対策を行っている。
「なんでミント食べてるの?」「君にキスするためだよ」「どうして?」「今夜は国民の日だよ」「何言ってるの?」「今こそ義務を果たす時だ。といっても、演説でも、花火でも、パレードでもない」「どれも好きだけど」「その後のことを言ってるのさ。子作りだよ、子作り。準備いい?」…
関連記事