東京都内の図書館や書店で「アンネの日記」などの本300冊以上が破られた事件で、警視庁は3月14日、30代の無職の男を、器物損壊容疑で再逮捕した。都内の図書館で関連書籍を破った疑いがある。朝日新聞デジタルなどが捜査関係者への話として伝えた。
朝日新聞デジタルによると、杉並区立中央図書館の防犯カメラに、似た男の映像が映っていた。
杉並区立中央図書館にある防犯カメラの2月3~5日の映像には、アンネの関連書籍などが並ぶコーナーに、男と身体の特徴などが似た人物が近づき、本を手にする様子が映っていた。
(朝日新聞デジタル「アンネ関連本破った疑い、男を再逮捕 本の一部見つかる」より 2014/03/14 10:08)
NHKによると、男は図書館で本を破ったことを認め、「破った本を捨てた」と供述している。
男は図書館で本を破ったことを認める供述をしているということですが、そのあとの調べに対し、「破った本は川やゴミ置き場に捨てた」と供述し、供述に基づいて捜索したところ、破られた本の一部とみられる紙が見つかったことが警視庁への取材で新たに分かりました。
(NHKニュース「ごみ置き場に破った本の一部か 再逮捕へ」より 2014/03/14 06:10)
MSN産経ニュースによると、男は東京都小平市に住む36歳。「アンネの日記」が破られた東京・池袋の「ジュンク堂本店」池袋本店で、「アシスタントとゴーストライターは違う」などと書かれたビラを貼ったとして、建造物侵入容疑で逮捕されていた。
関連記事