千葉県流山市では、恋愛中であることを証明する「恋届(こいとどけ)」の受け付けを、2月14日から5月30日までの期間限定で行っている。恋をテーマにした映画『百瀬、こっちを向いて。』のロケ地として、流山市が協力したことを記念した企画だ。市の担当者は「少子化対策の一つになれば」と話していたという。NHKニュースが報じた。
流山市は昨年度の税収の53%が市民税で人口が減ると財政が悪化するとして、若い子育て世代に市内に移り住んでもらう取り組みなども進めていて、今回の「恋届」は5月末まで期間限定で受け付けることにしています。
流山市マーケティング課の筒井秀夫室長は「積極的な恋愛を呼びかけることが少子化対策の1つになればと期待している」と話しています。
(NHKニュース『恋愛中を証明する「恋届」受け付け始まる』より 2014/03/10 06:09)
ピンク色の行政文書のスタイルでデザインされた「恋届」。片想いであっても届け出ることができる。「恋人、または恋人にしたい人」の名前を書き、片想いの場合は「告白予定日」と「伝え方」を記入する。他にも、「出会いの場所」「出会いの日時」「二人で訪れたい場所」などの欄がある。
用紙は特設ページからダウンロードでき、WEB上で記入すれば、押印された「恋届」を印刷可能だ。印刷した届出用紙を持参すれば流山市役所や一部の支所の窓口で受付印を押印できる。
「恋届は、思いを寄せる人にメールや郵送などの手段で届けるものではなく、あくまで『想(おも)い』のみを受け付けるもの」と市。サイトに書き込んだデータは保存されず、印刷後に消えるという。
(朝日新聞デジタル「千葉)恋の思いを届け出 流山市、14日から受け付け」より 2014/02/14 03:00)
この取り組みは、映画『百瀬、こっちを向いて。』のロケ地として流山市が協力したことを記念し、「若者が恋をする気持ち」に賛同し行われている。「恋届」の特設ページは、流山市のサイトや映画『百瀬、こっちを向いて。』の公式サイトからアクセスできる。
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