LINEは、アプリから一般の固定電話・携帯電話にかけられる「LINE CALL」のサービスを3月に開始する。通話料は携帯電話宛で1分14円、固定電話宛で1分3円となり、「今日現在、業界最低水準」としている。
なお、一部報道にあった「ソフトバンクが買収するのでは」という観測について問われた出澤剛取締役COOは、「ありません」と否定している。
LINE電話は、低水準の料金と、LINEのアプリから利用でき、クレジットカードの登録や、事前の会員登録は不要な手軽さが特徴。
プランは2種類。事前に通話料をアプリストアからのチャージして利用する「コールクレジット」と、有効期限30日で、60分ぶんの通話料を先に支払う「30日プラン」。
コールクレジットでは携帯電話宛が1分14円、固定電話宛が1分6円。30日プランは2種類あり、携帯電話・固定問わず1分6.5円のプランと、固定のみに制限されたかわりに通話料が1分2円の2プランが用意される。
IP電話の仕組みを利用する。au、ソフトバンクのスマホからかけた場合は相手先に、自分の携帯電話番号が表示されるが、ドコモの場合は非通知表示になるという。
通話アプリ、メッセージングアプリをめぐっては今年に入って楽天がViberを、FacebookがWhatsAppを買収するなど競争が激化している。この点について、出澤氏は、
「そもそも競争は非常に激しい状況だったので、特に環境は変わっていない。こういうタイミングではピンチも、隙もチャンスもありうる。実際、FacebookがWhatsappを買収すると報じられた後、欧米でのユーザーの増加が跳ね上がっている。そういった動きがあること自体は歓迎すべきことだし、大事なことは競争が激しい中でよりよいものを作っていくこと」
と語っている。
【LINE関連の記事】
ハフィントンポスト日本版はFacebook ページでも情報発信しています。
ハフィントンポスト日本版はTwitterでも情報発信しています。@HuffPostJapan をフォロー