デンマークのコペンハーゲン動物園が2月9日、飼育していた雄のキリンを殺処分したあと、園内で飼われているライオンなどの餌にした。動物園側は、近親交配を避けるためだと説明している。市民らからは抗議が殺到し、国際的な非難を浴びている。時事ドットコムは次の通り報じた。
殺されたキリンの名は「マリウス」。まだ1歳6カ月だった。殺処分の方針が報じられると、インターネットを通じ、海外でも助命の嘆願が集まっていた。報道によると、スウェーデンの動物園や米国の富豪が引き取りを申し出たが、間に合わなかった。
(時事ドットコム「キリン殺処分に批判殺到=デンマークの動物園」より 2014/02/10 20:48)
動物園は、キリンを解体した後、ライオンの餌にしたことについて「肉がもったいなかった」と話しているという。47NEWSは次の通り伝えた。
首都コペンハーゲンにある同動物園は、園内のキリンが8頭に増え、近親交配を避けるため、そのうちの1頭を殺処分にしたとしている。
空気銃で処分し、子供を含む来園客の前で解体、ライオンの餌にした。動物園側は「肉がもったいなかった」と釈明している。
(47NEWS「キリンを殺処分しライオンの餌に デンマークの動物園」より 2014/02/10 23:08)
NHKによると、ネット上で2万5000人を超える署名が集められ、動物園には抗議の電話などが殺到しているという。
動物園がキリンを処分すると発表してから、インターネット上では、処分に反対する2万5000人を超える署名が集められたほか、キリンを買い取ると申し出た人も現れましたが、動物園側は、ルールに従った飼育ができないとして拒否したということです。
キリンが処分された後は、動物園に対して、抗議の電話や電子メールが殺到しているほか、動物園を直接取材したメディアによりますと、動物園の職員に対して脅迫が送りつけられているということで、波紋が広がっています。
(NHKニュース「キリンをライオンの餌に 動物園に抗議殺到」より 2014/02/11 10:20)
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