日本のメダル数、長野を超えるか 担当記者が予想
日本勢のメダルの可能性は――。ソチ五輪に臨む日本選手団の橋本聖子団長(日本スケート連盟会長)は「過去最高のメダル数が目標」と金5、銀1、銅4で計10個だった、1998年の「長野超え」を掲げる。今大会活躍が期待される日本勢を紹介する。
フィギュアスケートは、女子の浅田真央(中京大)の調子が上向き。金メダルの可能性が高まってきた。流れるような着氷のトリプルアクセル(3回転半)ジャンプを練習通り決められれば、悲願達成もある。ライバルは金姸児(キムヨナ、韓)もだが、怖いのは地元ロシアのユリア・リプニツカヤ。男子は団体ショートプログラムで羽生結弦(ANA)が快調なスタートを切った。フリーで最後までスタミナを切らさなければ、初出場での頂点も見えてくる。高橋大輔(関大大学院)は4回転ジャンプがポイント。ただ、パトリック・チャン(カナダ)が力を出すと、上回るのは難しい。世界の争いは厳しく、男女ともメダル無しでもおかしくはない。
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スキー・ジャンプは女子の高梨沙羅(クラレ)が金メダルに近い。今季ワールドカップ(W杯)は13戦10勝。表彰台の一角を昨季から19試合逃していない。男子は41歳の葛西紀明(土屋ホーム)がメダル争いに絡んでくる。今季のW杯総合3位につけ、予選免除の立場でいられる余裕がある。ノルディック複合ではエースの渡部暁斗(北野建設)もメダル争いに絡む。
スピードスケートは男子500メートルの加藤条治と長島圭一郎(ともに日本電産サンキョー)の調子が、ソチ入りしてから上がってきている。加藤は金メダル、長島はメダル争いに絡んでくるだろう。
(朝日新聞社提供)
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